皆さんのサイトで、SEO対策をしているにも関わらず、なかなか順位が上がらない状況はないだろうか?
基礎SEOが出来ているからこそ『何故順位が上がらないのか?』という壁にぶつかるはずです。
特に多い状況としては、地域性の打ち出し方に問題がある場合です。
ここで、地域性が一切ないサイトが存在するとします。
この場合は、そのサイトのジャンル規模は日本全国になります。
例えば『マリオ』『ゼルダ』についてのサイトなど非現実的な内容についてのサイトであれば該当するでしょう。
日本だろうと東京だろうと一切関係なければ、全国規模でのSEOですので、内容での順位の勝負になるかと考えられます。
本題に戻ります。
東京で雑貨屋さんがあったとします。
通販サイトの中でだけ『吉祥寺』という地域性をメインで持たせたとします。
さらに、『中野』『高円寺』『三鷹』『調布』も同時にサブの地域性を持たせたとすると、どうなるでしょう?
もう皆さんは分かりますよね?
メイン地域の吉祥寺を中心として、それなりに関連性の強いキーワードでのSEOとなる為、サブワードでも順位がしっかりとつきます。
次に、少し視点を変えます。
メインとなる地域性を『中野』にするとどうなるでしょうか?
ここが今回の本題になるでしょう。
まず、『三鷹』は地理的にも少し距離が出てしまいます。
ですので、中野から離れれば離れるだけ、関連性が薄れてしまい順位は下がるでしょう。
『調布』はどうでしょうか?
はい、ダメです。離れすぎです。
離れれば離れるほどSEOとしてはハードルが高くなります。
もちろん、SEO自体が施されているサイトである点を前提とするので、順位がつかないということはないでしょう。
しかし、大きく順位は下がってしまうはずです。
この直接的な理由は、乖離したキーワードを同時に扱うことで、テーマの重さや伝達性のようなものが薄れてしまう為です。
『東京』と『大阪』の観光サイトであった場合は、『東京や大阪の観光情報サイト!』などの表現は危険です。
※各ページ毎に東京と大阪のどちらも扱うとします。
この場合は『観光情報サイト』として、下層ページでカテゴリー別にテーマを別けてページを作らないと成立しません。
このような理屈を重視すると、関連性が低い地域性を持つテーマを同じコンテンツ内で扱った時点でアウトです。
一見近そうに見える『中野』『調布』も東京都内全域を扱うサイトであるならばまだしも、
『中野』も『調布』も同時にメインキーワードに設定する事がなどは出来ないということです。
しかし、理屈上乖離テーマを同時に保有するというだけで、SEOの対策自体については問題無いですし、上位化も可能性があります。
ですが、2つのサイトを同時に運営するかのごとく、サイトの結果はすこぶる悪くなってしまうでしょう。
これらの理由から、関連性を重視することは大切ですが、共起的ではないキーワードであれば、同居はさせてはいけないということが分かるでしょう。
昨今、巷を賑わせるヴェニスアップデート(ベニス)は、『地域を含まない検索キーワード』への影響が囁かれていますが、
使用する地域キーワードの関連性もとても重要なのです。
ヴェニスアップデート(ベニス)発表以前は、地域ワードの羅列であっても、各地域ワードへの順位への影響はあまりありませんでした。
ですが、最近の検索エンジンはサイトコンテンツ内の地域性と関係性までをもしっかりと判断してくるので、一昔前のようなSEOには注意が必要でしょう。
皆さんも気をつけてください。