ウェブサイトをモバイル対応させる場合、どのような形式での表現が有効なのでしょうか?
形式としては2種類が、存在しています。
『スマホ向け専用ページ』
『レスポンシブデザイン』
この2つの違いは明白です。
1つは、内部リンクの流失がある。
1つは、不安要素がないということです。
違いを説明します。
スマホ専用ページは、スマホでの検索結果で専用ページが表示されます。
専用ページは、トップレベルドメインではありません。
リダイレクトされているものではありますが、PCサイトの表示形式を変化させた状態であるだけです。
しかし、個々のページはPCサイトに正規化されているものばかりです。
この場合、スマホ専用ページは表示されているだけであり、本来の力はPCサイトに統一されています。
この力をミラーコンテンツとしてそのままスマホページに移しているだけになります。
しかし、検索表示結果では下層ディレクトリでの表示が多いです。
ここがポイントです。
SEO的にリダイレクトされているとはいえ、トップレベルディレクトリではないのです。
下層ページが検索結果に表示されたことのある方なら分かると思いますが、トップと下層ページとでは検索結果は雲泥の差さです。
これらを加味して考えると、多少なりともディレクトリを変えることは得ではないと判断がつくのではないでしょうか?
レスポンシブデザインは、CSSの指定をスマホ対応にするだけです。
リダイレクトもいりません。
表示速度も順位決定要因の一つです。
『スマホ専用ページ』
検索→PCトッブ→リダイレクト→スマホページが検索結果に該当→スマホページの読み込み→スマホ対応CSS読み込み→表示
『レスポンシブデザイン』
検索→PCトップ→CSS読み込み→表示
これだけで済むのです。
もちろん、CSSの量が多くなるので多少なりとも読み込み速度は落ちます。
ではレスポンシブの大きな利点とはどのような部分になるのでしょうか?
それは、コンテンツ内容に漏れがなくなり、PCサイトとの乖離を100%防げるという点です。
端末専用ページでは、コンテンツの差異が生まれるケースが多いです。
コンパクトにすることにより評価されることもありますが、文字コンテンツを削ることは基本的に好ましくありません。
しかし、見栄えなどの問題から、コンテンツを、削ってしまっているケースが多いです。
今後のスマホ順位のアップデートを考えると、足元をすくわれる可能性は大いにあるでしょう。
これらのことから、
『URLの違いが生まれない』
『コンテンツの違いが生まれない』
この2点だけであっても、大きな安定感を得ることができるでしょう。
スマホ対応アップデート以降、損をするくらいならば工夫してみることをお勧めいたします。
表示のさせ方一つで、明暗が別れてしまうということを肝に命じてウェブサイトを運営することをお勧めいたします。